『残り試合に向けて』

皆さん、こんにちは。日本では夏が終わり、過ごしやすい気節が訪れているのではないでしょうか。こちらフィリピンは暑さもまだまだ厳しく、時折雨が降る、雨季が続いています。さてチームですが、先日行われました最下位Ilocos United FCとの試合を落とし、上位4チームで行われるチャンピオンシップ出場に向けて、後が無い状態となってしまいました。今シーズンも残り8試合となり、今まで以上に1試合の重みが増し、チームの目標達成には勝ち続けるしかありません。そんな中、先日チームの事をFootball Channelに取り上げていただきました。こちらも是非、ご覧ください。

https://www.footballchannel.jp/2017/09/30/post233445/

そして今回のVoltes通信ですが、日本人選手4人に残り試合に向けて、必要なことを伺ってみました。

Q. 残り試合が8試合となりました。現状チームの目標である4位圏内に届いていない状態ですが、今後チームとしてどのようにして行く必要があるでしょうか?

柳川選手

まずは戦力を整えて、残り試合に臨めるよう最善を尽くす必要があります。怪我人の早期復帰、無駄なイエローカード、レッドカードによる出場停止を避ける。他クラブよりチーム予算が少なく、戦力が充実していないチームにおいて、主力選手が出れない状況では、厳しい戦いを強いられてしまいます。数字を見ても19試合を終えて、上里選手が12得点1アシスト、小田原選手が7得点5アシスト。次いで、コーイチ選手が1得点6アシスト、アレン選手が4得点、2アシストを記録しています。しかし、その他多くの選手は得点機会に絡めていません。特に前線でプレーするローカル選手の数字はあまりにも少なすぎます。これらの数字が示すように、主力選手が抜けてしまうと戦力は大きく落ちてしまいます。また昨年から、日本人選手やハーフ選手に合わせたサッカーをしてきているので、彼らの力は必要不可欠になります。また今シーズンは難しい試合を勝ちきれていないのですが、些細なことが勝敗を左右するということに気付き、改善する必要があります。例えば、日本ではあり得ないのですが、度重なる遅刻や欠席、暴飲暴食による体重オーバーなど、グランド外での問題が数多くあり、その姿勢がサッカーにも出ています。昨シーズンから同様の問題はありましたが、今シーズンはリーグ全体のレベルも上がり、昨シーズンよりも試合数が大きく増えた中では、誤魔化しは効かなくなっています。必然かどうかは分かりませんが、そのような問題が無い期間はチームとして結果が出ていますし、逆になんらかの問題がある期間は勝てていません。本当にチームとして上に行くためには、選手・スタッフ全員の意識を変えなければいけません。しかし教育が日本とは異なるフィリピンにおいて、そこを変えるのは本当に大変な事だと、この2年間で痛感しました。しかし、戦力的に劣るチームがそこを徹底出来ないようでは勝ち続けることは難しいと思います。戦術的な所では、守備の時は全員で規律を持ってハードワークし、攻撃の時はボールを保持しながら、コンビネーションを駆使して、得点を奪うという昨シーズンから取り組んでいるチームコンセプトを続け、更にその質を上げていきたいです。今シーズン、ほとんどの試合でボール保持率では上回れていると思うので、最後の質は改善する必要があると思います。失点数が昨年より明らかに多いので、個人的には無失点の試合を増やせるように貢献したいです。

下野選手

チームの目標である4位以内に入り、プレーオフで優勝を狙うという事が現実問題かなり難しくなってきているのは事実としてしっかり受け止めなくてはいけません。序盤の5連勝からの中盤、終盤にかけての失速の1番の要因は絶対的エースの上里選手が怪我で離脱してしまった事だと感じていますが、リーグ戦は1年をかけ争う戦いです。怪我人も出れば、累積で出れない選手も必ず出てきます。個の力、チーム力、組織力、時には流れを掴む運、勝ち癖、など様々な事が必要です。それらの事が足りず今の順位にいると言う事に悔しさしか感じませんが、残り8試合全勝する事が出来れば4位以内に入れると思うので、常にベストを尽くし、目の前の試合に勝つ為の準備をしていきたいと思います。

上里選手

ここまで戦って来て、確実に試合内容やゲーム運びは相手を上回りディフェンスも安定して来てます。みんながそれぞれの持ち味を出しグループでプレーする事を理解してきて、チームの力は上がっていると思います。ですので自分を含め、もっと得点数を増やす事が1番必要だと感じています。ここ数試合怪我で離脱している為、外から試合を観ていますが、ボールを支配し、大事にしている為、シュートを第一優先に出来ていないと感じています。確実な1点が欲しい気持ちはわかりますが、確実に!確実に!という気持ちが強すぎてシュートやクロスを上げれずに攻撃を終えているイメージがあります。
なので攻撃陣には多少雑になってでも、もっと積極的にクロスを上げて欲しいし、シュートを打って欲しいです。そうする事でシュート数が増え、ゴールに繋がり、上位を狙って行けると思います。なんとしても4位以内に入りセミファイナルを戦いたいです。

小田原選手

チームとしてやろうとしたい事、理想とする形はシーズン試合を重ねる事に出来てきていますが、ただそれが結果に直結しているわけではありません。ここからのゲームでは、多少強引な戦い方も必要になってくると思います。当然勝ち点3を必要とするので、キレイに崩して得点は理想ですが、多少攻め込まれるゲームや支配を許すゲームが出ても、セットプレーなどで1点を守りきるといった戦いで勝ち点を取れれば良しとする状況だと思います。選手は今の状況をもっと理解する必要があります。本当にチームが4位以内を目指し、AFC CUP出場権を獲得するためには選手個々が更に今のパフォーマンスから上積みすること、そして選手全員が同じベクトルを持って普段の練習に取り組むことが大事だと思います。選手はフィリピンサッカー界で日々起こる、日本では考えられないようなハプニングの連続の中、様々な思いを胸に練習に取り組み、試合に臨んでいると思います。その日々が報われる為にも、現状の苦しさに立ち向かい、4位以内を目指し、残りの8試合を必ず勝ちきりたいと思います。

Leave a Reply