『TMSセミナー』

こんにちは。

今回のテーマは、先日サッカー協会のオフィスで行われた国際移籍に関するシステムのセミナーについてです。

このセミナーは昨年も行われましたが、今年はFIFAからトレーナーがふたり派遣され、各チームと協会のスタッフが出席し、より深い情報の共有を図りました。選手が、現在所属しているチームから他のチームへ移籍する際に「国外のチームへプロとして」移籍する場合、オンライン上にてクラブ間でその移籍がどのようなものであるか、詳細を記録しておくものがFIFAの定めるTMS(Transfer Matching System)です。完全移籍なのか、レンタル移籍なのか、レンタル移籍の場合は期間終了後の契約への情報更新など状況によってその都度必要な情報が変わってきます。また、移籍に関してクラブ、選手以外にエージェントなどの第三者がいる場合に必要なTPO(Third-Party Ownership)の内容の理解も必要です。そしてフィリピンリーグのクラブにおいては、アマチュアクラブとやり取りするケースも多くあるために、やりとりする相手クラブがTMSについての理解がないということもあります。国際移籍をする場合、選手にとってはその国の文化や生活、環境に慣れるために精神的なストレスを感じる部分は多いと思いますので、選手がプレーに集中して良いパフォーマンスをするためにクラブや協会の責任として移籍手続きをスムーズに進行させ、イレギュラーな問題が起こらないようにしていくことはとても大事です。

今回のセミナーにおいて行われたケーススタディでは、ある移籍場面を想定して、この場合はTMS上どうしたら良いか、いつまでにどのドキュメントが必要か、その説明はレギュレーションブックのどの部分に説明が書かれているかという、「なんとなく」でなはく、根拠を基にやるべき事を導いていくやり方でトレーニングを行いました。フィリピンリーグは発展途上であり、様々のことにおいてプロという概念に曖昧な部分があることは事実です。そのこともあり、移籍に関しても何をやらなければならないか、いつまでにやらなければならないか、また状況においての違いを見つけることなどは苦手なようでした。

ただ、今は苦手でも新たな知識を学べる成長のチャンスと捉えて進んで行けば良いのだと思います。

現在フィリピンリーグには複雑な移籍ケースはないようですが、今後リーグが発展し、移籍関係以外の部分も含めて新たな知識が求められる場面は増えて来ると思います。そして協会や各チームが力を合わせてリーグのレベルを上げていくことが必要です。そのためには諦めず着実に成長していくことが大切ですし、JPV Marikina FCとしましても全力でチャレンジしていきたいと常に考えています。

今回のような機会を通じて、一人ひとりがFIFAのメンバーであることや自分たちに求められていることを感じ、フィリピンサッカーがより良い方向へ向かうことを願っています。

 

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